七夕物語

七夕物語のロマンたっぷりのストーリー七夕物語のロマンたっぷりのストーリー

むかし、中国の漢水のほとりに、「織女しょくじょ」という 機織はたおりの上手な美女が住んでいました。
この娘は王の父君の自慢の娘でした。

そうするうちに、娘が年頃にもなったので、
父王はこの娘に農耕に熱心な「牽牛けんぎゅう」という青年が似合いと考え、婿に迎えてやりました。

ところが、それからというもの織女はあれほど好き好んでいた技芸をおろそかにし、
肝心の機織も怠けるようになりました。

父王が注意をしてみても一向に効き目がなく改めようとせず、
ついに見るに見かねた父王が牽牛を織女から引き離し、漢水の対岸に追放してしまいました。

織女は毎日泣き続けるばかりで、それではあまりにも可愛そうなので、
年に一度、旧暦7月7日の夕だけ逢いに来ることを許しました。

その日が来ると、牽牛は漢水を渡って織女に逢いにいきました。
その時には、かささぎが群がり集まってきて、橋渡しをしたということです。

この地上のロマンスが、天空高く流れる天川あまのがわのほとりの 琴座のべガ〔Vega 織女座〕と、鷲座のアルタイル〔Altair 牽牛座〕に移して考えられるようになりました。

中国では、二つの星が視覚的に最も接近する陰暦7月7日の夜、
この二星を祀って、技芸の上達を願う「乞巧奠きっこうてん」という行事が行われるようになりました。

かささぎ

カラス科の雑食性。国内で代表的なハシブト・ハシボソガラスよりひと回り小さく、尾はやや長い。 1~6月の繁殖期にはつがいで行動し、縄張り意識が強い。巣作りは早くて12月から。 巣立った若鳥は雑木林などをねぐらに群れで生活するが、10羽異常になることはほどんどない。 1923年(大正12年)唐津、古伊万里市方面を除いた佐賀県全域と福岡県の一部が、生息地として天然記念物に指定された。

鵲

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